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国内3番目の屋内スピードリンク、完成目前 八戸「YSアリーナ」工事進捗97％／青森
青森県八戸市の長根公園内で整備が進んでいる市立屋内スケート場「YSアリーナ」の完成まで約2カ月。市の担当者によると、工事の進捗率は4月末現在で、97％に達した。10日には青森県スケート連盟（田名部和彦会長）の関係者らが館内を見学。氷都・八戸のシンボルとして国内3番目となる屋内のスピードスケートリンクの完成目前の姿を目の当たりにした人々は「大会を開くのが待ち遠しい」と声を弾ませた。
工事担当者によると、現在は塗装などの仕上げ作業の段階という。8月24日に開催される音楽フェスティバル「WORLD HAPPINESS with HACHINOHE（ワールドハピネスウィズハチノヘ）」がこけら落としイベントとなる。
10日は連盟の役員ら約25人の他、同市内で7日から合宿をしている富士急行スケート部の長田照正監督と選手2人がアリーナの内部を見学。3階の観戦ロビーや2階の客席、リンクの中央部などに実際に足を踏み入れ、担当者に設備面などについて質問していた。
リンク内を初めて見学した長田監督は「とてもきれいだし、作りもしっかりしている」と感想。大会で使用する際の注意点や大会誘致の上での改善点などについて、連盟関係者と意見を交わしていた。
田名部会長は「明るくきれいなリンクを見て、わくわくしてきた」と心待ちの様子。アリーナが来年1月から同市で行われる冬季国体の会場となっていることから「宝の持ち腐れにならないよう、大会運営の勉強もしっかりしていきたい」と気を引き締めていた。